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スキルを極め続ける

ホールから
未経験のピザ職人に。
「本当にやりたいこと」
を極める。

ホールから未経験のピザ職人に。
「本当にやりたいこと」を極める。

アルバイトのホールスタッフが、ピザ職人として正社員に。
通常では非常識なキャリアチェンジも、
「やりたいこと」に向き合えるジリオンなら実現できる。

GONZO目黒店 ピッツァイオーロ

櫻井 伊樹 / 中途入社

地元埼玉のイタリアンレストランでのホールのアルバイトを複数経て、表参道のフレンチレストランに就職、その後中目黒でのフレンチレストランに転職。
自由が丘GONZOオープンのタイミングでジリオンと出会いアルバイトとして働く。大衆ビストロジル目黒店、自由が丘GONZOでのアルバイトを経て、正社員として入社し目黒GONZOのピザを担当。

高校生の頃から料理が好きで飲食の道に

小さい頃から母親の料理の手伝いをすることが好きで、小学生の頃から「将来は料理人になりたい」と言っていました。高校生になって家から自転車で通えるぐらいの距離にあるカジュアルなイタリアンレストランでホールスタッフのアルバイトをしました。
次に、ウェディングもやっているレストランでアルバイトをしたのですが、顧客単価が上がることで、お客様が求めるものも変わり、料理やサービスの仕方も全く変わるということを経験しました。今思えば当たり前のことなのですが「奥が深いなぁ」と感じて、就職も迷いなく飲食の道を選びました。

表参道にある老舗のフレンチレストランに就職したのですが、途中でイタリアンに業態が変わり、ピザ窯が導入されました。イタリアから職人さんも来て、当時の僕はホールだったのですが、賄いを作る時に試しにピザを焼かせてもらったりしました。
次に中目黒のフレンチに転職したのですが、その時たまたまジリオンの人と知り合いました。働いている店の向かいにあるカフェの常連さんだったのですが、たしか自由が丘にGONZOを開店準備しているタイミングで、ビストロや酒場やトラットリアという色々な業態を経営しているジリオンに興味を持ちました。

ジリオンで体感した最高レベルのサービス

アルバイトとしてジリオンで働き始めたのですが、最初は目黒ジルのバーで働きました。
目黒ジルは、ジリオンの創業店でもあり、常連さんがすごく多い店です。店中のドリンクをつくりながら、バーカウンターに座るお客様ともコミュニケーションをとる。自分自身、初めての経験で、本当に目が回るほどの大変さでした。
ただ、上司・先輩からたくさんアドバイスをいただけて、何とか徐々に自分で回せるようになっていきました。すごく大事な場所を、入ったばかりのアルバイトに任せてくれることにも驚きましたが、何よりも上司・先輩からのフォローが有り難かったです。怒られるようなことは全くなく「ここをもうちょっとこう変えたら、うまくいくんじゃない?」というような教え方をしてくれました。
これだけサービスレベルの高い店なのにも関わらず、マニュアルでがちがちに固めているのではなく、「いいところを伸ばそう」としてくれる文化があることに、驚きと喜びを感じました。

その後自由が丘GONZOが開店し、ホールスタッフとして働きました。
これまで働いたどのレストランよりもサービスレベルが高く、勉強になることばかりでした。きちんとオペレーションを回すということに加えて、お客様の行動を予知するように、先回りして動くさりげないサービス。当たり前のことを高いレベルで実行すること、視野を広く持つこと、何よりもお客様の気持ちをとにかく大切にすること。毎日何かしら自分が成長できているという感覚がありました。

「料理人になりたい」という想いに火がつき、
ピザ職人に

ある時、目黒GONZOにヘルプに行き、そこで初めてピザ担当のテラさん(寺崎)と出会いました。昔ピザ窯を触ったことがあります、という話をするとすごく興味を持ってくれて、業務時間が始まる前や終わった後に、ピザのことを熱心に教えてくれました。
今思えば、ピザ担当の人が足りなかったからだと思いますが(笑)、テラさんのピザに賭ける情熱、お客様への想いが、自分の中にあった「料理人になりたい」という気持ちに火をつけてくれました。その時すでに26歳でしたが、迷いはありませんでした。「挑戦する」ということ自体を応援してくれるジリオンにいたからかもしれません。
そのタイミングでホールではなくキッチンとして正社員になり、目黒GONZOでテラさんと一緒にピザを焼くことになりました。

やればやるほど、ピザという料理の奥深さにハマっています。
練り時間や水分量によって、生地の味わいや食感は変化しますし、その日の湿度や薪の質や大きさによって、焼く時間や焼き方も変わる。フランス料理や日本料理といった大きなジャンルではなく、ピザという単一の料理にも関わらず、こんなにも奥深いものなのかと改めて驚いています。

お客様の何てことない日を特別な日にするために、
ピザを焼く

ジリオンという環境の中でピザを焼くというのも、恵まれていると思います。挑戦ができる会社なので、型にはめられるようなことはなく、試行錯誤しながら美味しいピザを目指して仕事をすることができています。
また、ピザという料理は「出来上がってすぐが一番美味しい」という特性があります。どんな料理でも言えることではありますが、ピザは特にその特徴が顕著です。ホールとの連携がすごく大切で、テーブルに料理がずらっと並んでいる状態では、ピザが後回しになって冷めていってしまう。お客様のテーブルが、ピザを最高の状態で食べられるタイミングになった時に、ちょうどピザを焼き上げてホールスタッフに持っていってもらう。ピザ窯から、ホールスタッフがテーブルにピザを届けた時のお客様の表情や、頬ばった時の笑顔がよく見えます。
戻ってくるホールスタッフとアイコンタクトをして、心のなかでハイタッチをするような感覚が、やっぱり最高に楽しい瞬間です。

テラさんが昔「お客様の何てことない日を特別な日にしてあげたい。特別な日をもっと特別な日にしてあげたい」と語ってくれたことがあります。ずっと心に残っていて、自分がピザを焼く理由は、まさにそのためだと思っています。自分たちはピザの研究家ではなく、料理人なので、とにかくピザの先にいるお客様のことを考えてピザを焼く。独りよがりの料理をつくっても、お客様が笑顔にならないのであれば意味はありません。
心から信頼できる師匠のような人がいて、熱々のピザを最高のタイミングで届けてくれる仲間がいて、試行錯誤を見守ってくれるお店がある。この場所でピザを焼ける喜びを噛み締めながら、GONZOに来るお客様にとって最高のピザを目指して仕事をしていきたいです。

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