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人・仕組みづくりで業界の未来を変える

Cチームという、
女性の新しいキャリア

Cチームという、
女性の新しいキャリア

産休・育休を経て、
狭まるのではなくひろがっていく可能性。
「人づくり」の会社として、長く楽しく働ける環境を。

HRマネージャー

梶原 可南子 / 新卒入社

大衆ビストロジル目黒店、五反田店での勤務を経て、一度目の産休・育休を取得。
復職し、バックオフィスでの業務を経て、二度目の産休・育休を取得。社内コーチ、ES向上プロジェクトを兼務しながら、新組織「Cチーム」を発足。

苦しかった時期を乗り越えて感じた、最高のやりがい

就職活動をしている時、求人サイト経由でスカウトメールが届いたのが、ジリオンとの最初の出会いです。
当時は、ジリオンが一号店である大衆ビストロジル目黒店の立ち上げの時でした。面接で代表の裕司さん(吉田裕司)から、創業の想いや、お客様にどんな価値を提供したいのか、という話を聞き、自分も一緒に店や会社を創っていきたいと思い、入社を決めました。ただ、入社してからしばらくは、本当に辛かったです。
当時のジル目黒店には、裕司さんをはじめ、それまでに他社で経験を積んだ一流のスタッフが勢揃いでした。他の人たちの一流のサービスに圧倒されるばかり、自分の実力不足が情けなくて苦しい日々でした。

ただ、「お客様のために何ができるか」を常に考える人たちのそばで仕事をしていく中で、だんだんと自分にも基礎になるようなマインドやスキルが備わっていくのを実感しました。今思えば、すごいスピードで成長できたと思います。自分を褒めてあげたい(笑)。
ジリオンで店舗に立って仕事をするのは、ショーのキャストとして舞台に立っているような感覚です。ただ料理を運んだりお会計をしたりするだけじゃない。キッチンとホールの全員が力を合わせて、チームになってお客様にとっての最高の時間を創り出す。素晴らしいサービスが提供できた時、仕事終わりに全員で味わう達成感は、なかなか他の仕事では感じられないものだと思います。

産休・育休からの復職

ジリオンに入社して1年と少し経った時、妊娠をしました。ジリオンで働くことが本当に楽しくなってきた頃だったのですごく悩みましたが、会社を辞めようと思いました。
仕事は本当に楽しいけれど、働く時間帯が夜にまで及ぶ仕事は、子どもができたら続けられない。実際、当時の飲食業界を見渡しても、出産してから復職して活躍するという例はほとんど見当たりませんでした。
裕司さんに「辞めます。飲食で出産してから戻ってくるの難しいと思うので」と伝えると、「戻ってきても働ける環境をつくっとくからしっかり休んで戻ってこいよ」という返事でした。会社としても産休・育休という事例はまだ無く、私が初めてのことだったのですが、「環境つくっとくから戻ってこいよ」という裕司さんの言葉は、いつも通り素っ気なく、いつも通り本当でした。
私の産休・育休期間に、それまでは無かったランチ営業が始まりました。また、育休中には会社がパソコン教室に通うのをサポートしてくれて、全くパソコンを操作できなかった自分がひと通り扱えるようになって復職しました。

新たなスキルを身に付けることで可能性がひろがる

復職してからは、パソコンを使って店舗のポスターやショップカードを制作したり、裕司さんが外部で講演する際のプレゼン資料を作ったり、バックオフィスでの仕事を中心に担当するようになりました。
そして二人目の子どもの産休・育休を取得しました。二度目の復職からすぐ、ジリオンが外部の「すごい会議」という会議や業務の成果を高めるコンサルティングを導入し、私は社内コーチのライセンスを取得しました。当時、飲食業界でそういった課題解決に向けたコンサルを導入することは異例でしたが、まだ会社規模が大きくなる前から、ジリオンは先進的な技術や知恵を取り入れることに積極的でした。
パソコンを使える、コーチングができるというスキルを身に着けたことで、私自身のキャリアもやりたいことも変化していきました。産休・育休前は、自分自身が店舗に立って、スタッフとしてお客様の感動を創り出すことがやりがいの全てでしたが、できることが増えたことによって、各店舗・各スタッフをサポートすることで、お客様の感動やスタッフのやりがいを創り出していきたいと思うようになりました。
子どもがいるので深夜までの勤務は難しいけれど、限られた時間の中でも自分の大好きな仕事に関われることが嬉しかったです。

飲食業界日本一の従業員満足度

その後、ジリオンではES(従業員満足)を測るサーベイを導入し、ESの向上に向けた取り組みもスタートしました。
ジリオンにとって、最も大切なものはCS(顧客満足)であり、入社する人の全てが最高のCSを実現することを目標にしています。ただ、CSが低下している店舗では、ESが低下しているという相関があることも見えてきました。
店舗の中での目標共有にずれが生じていたり、コミュニケーションが不足していたり。サーベイの結果をもとに、私も各店舗にいって店長やスタッフと一緒に課題を明確にし、改善活動に取り組み、ESとCSの向上を推進しました。2022年には、ジリオンは飲食業界の中で1位、他業界も含めたベンチャー部門でも3位というところまで進化させることができました。
「ブラック」とまで言われる業界の中で、特に女性が長く働き続けることが難しいと言われる飲食で、従業員がやりがいを持って長く働ける会社を創っていくことが、自分の仕事の目標の一つになりました。

「楽しい会社」を創るために

ジリオンでは、新しい取り組みとして、2022年の4月から「Cチーム」という新しい部署をつくりました。
Cは「Consultantコンサルタント」や「Conciergeコンシェルジュ」という意味です。ジリオンが大切にしているCS・ESについて各店舗のコンサルタントやコンシェルジュになってサポートするというチームです。私以外に8人の女性が所属しています。店舗の採用や育成、業務改善など、幅広くサポートをします。
飲食のキャリアとして、店長や料理長というポジションが一つのゴールとして捉えられることが多いですが、必ずしも全員が店長や料理長になりたいわけではありません。でも飲食の仕事、ジリオンでの仕事は続けていきたいという人にとって、店長や料理長とは異なるキャリアの選択肢として、Cチームが生まれました。

これもまた、飲食業界では他に例のない取り組みであり、挑戦です。入社した時からは想像もしないようなキャリアを歩んできました。産休や育休を経て、一般的にはキャリアの可能性が狭まっていくと思うのですが、ジリオンでの私のキャリアは新しい可能性へとひろがっていったと感じます。
私の今の仕事は、まさに「人づくり」であり「チームづくり」です。ジリオンで働く仲間が、ここで働くことが心から楽しい、と思う状態を創りたい。「楽しい」というのは「楽」とは違います。困難から逃げるのではなく、立ち向かって乗り越えた先にあるのが「楽しい」だと思います。
最高のサービス、最高の店を目指すなら、困難があって当たり前。お互いが尊重しあい、強みを活かし、支え合って乗り越えるチームを創っていきたい。「楽しい会社を創る」そのために挑戦し続けたいと思います。

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